この学習会は、参画者が交代で相互に体験した具体事例を発表、共有し、そこから新たに見出される課題を話し合い、新たな「知」を創発する、実体験からメタ学習(学習の仕方を学習する)を行います。プロジェクトチーム運営等で求められるファシリテーション力開発にもつながる内容です。
【創発…emergency】
人間の織り成す社会システムは、人間の多様性(思惑や事情、価値観など、人それぞれであること)と流動性(時の流れと共に移ろう)の相乗の影響を受け、『複雑系』と呼ばれる世界です。それは、幕末に松下村塾を経営し、数多くの志士を世に送り出した吉田松陰の辞世の句である
身はたとひ 武蔵の野辺に
朽ちぬとも 留め置かまし
大和魂
この句に象徴される世界。人間の心とその複雑な組み合わせは、科学的に裏付けされた技術システム的思考と手法だけではマネジメントできないのです。そこで、その社会システム、チームを活性化する使命に生きるリーダーに向けた実験的学習会を設計しました。この「創発協学講座」は経験的アプローチによる学習会です。
【研修日程】
平成22年①7/26②8/17③10/19④11/30⑤12/15
平成23年⑥1/24
【進行役】ビスタワークス研究所 大原 光秦
【研修所】ネッツトヨタ南国㈱高知本店
【受講資格】09年度までに「実践!CS研究塾」または、「リーダーシップ研究塾」を終了された方
第一回創発協学講座を行いました
第一回目の今回は、11名の参加者にお集まり頂きました。皆さんそれぞれの職場でリーダーとしてご活躍されている方々です。この講座は他のKQN講座とは趣を変え、参加者が会社で行っている「チーム作り」の取り組みを発表し合い、意見交換をしながら学び合いをして行きます。今回は、自己紹介と会社での取り組み内容の発表を「創発の起きるチーム作り」というテーマで行いながら、質疑応答を行いお互いの理解を深めて行きました。参加者が主役となるこの研修、参加者同士が互いに創発し合う事で1+1から2以上の物を生み出すきっかけになると思います。