人間性脳科学の知見では、25歳頃までの青年期社会体験が、後々の人間力(人間性知能)発達、キャリア形成に強い影響を与えるというデータがあります。しかしながら、現実問題として戦後以降の日本社会では、30歳代以降になるまで複雑で錯綜した対人関係や社会体験(修羅場)を乗り越える機会が多くありません。ビスタワークス研究所の仮説では、こうした経験値不足による人間性知能の不活性が、「踏み込んで人と関わることをしない」「言われたことしかしない」「情熱がない」など、若者の社会不適応を引き起こしていると考えるところです。
そこで、20数年前よりネッツトヨタ南国の人財開発において試行錯誤しつつ構築してきた、「人財化プログラム」を異業種交流型研修にアレンジし、この「新入社員人財化研修」を開発しました。当研修では、他者との深い討議や意見(異見)発表、イメージ学習などをおこない、社会関係経験値を高めるプログラム構成となっています。皆さんの会社の新入社員の皆さんのキャリア発達の機会として、当研修をご利用いただければ幸いです。
【研修日程】
平成22年①6/21②7/26③8/17④10/18⑤11/22⑥12/13
平成23年⑦2/14
【講師】ビスタワークス研究所 所長 大原光秦
【研究員】結城貴暁/長山大助
【研修所】ネッツトヨタ南国㈱高知本店
【受講資格】2009年~2010年に入社した25歳頃までの方
研修のイメージ
参加者はグループに分かれて着席頂きますが、前回とは違うメンバーの居るテーブルに着席するようにして、自己紹介から初まるのが当学習会のスタイル。異業種の新入社員同士が対話し、一カ月間の自分の仕事を振り返り、グループのメンバーとの対話によって努力や課題を共有する。ここで講師が入り、参加者に問う。「何のために働くの?」参加者個人で一度考えた後に、テーブルの参加者全員と対話してゆく。そして、グループごとに発表を行い参加者全員で共有して行く。33名集まれば33通りの働く理由があるものの、その根底に流れる共通言語「成長」。
成長するって何が成長すること?何の為に成長したいの?質問は続き、その都度グループで議論してゆく。1人では、なかなか導き出せない「何か」を参加者全員で探します。働く事、仕事の目的や目標など講師のレクチャーと参加者の対話は続く。この新入社員人財化研修は「生き方」を学習する場なのです。
タイムテーブル
新入社員人材化研修に寄せられた声