高知県経営品質通信

高知県経営品質協議会(KQN)の活動報告

 先行き不透明なこの時代。新たな時代を切り拓くためには、固定観念や過去の記憶、知識や技術などの専門力だけに捉われず、目的意識や共鳴力、協働力などの人間力を発揮することが求められています。ただ金を稼ぐために「作業」をこなすのではなく、人を幸せにする「仕事」をする。
 地域、日本の明日を担う若者たちが、不安を分かち合い、励まし合いながら、人間力を磨く道場です。

 去年に続き、様々な業界から44名もの新規職員にご参加いただき、満員御礼で研修はスタートしました。最初は緊張した表情の参加者も見られましたが、自己紹介で笑顔が見えはじめ、リラックスした雰囲気で研修に臨めたようです。初回の課題は、「一流社員と三流社員」。社会経験は限られているものの、これまでの部活動やアルバイトなどの経験も紐解きながら対話を進めると、一流と三流の違いは、経験や技術・専門知識だけではなく、仕事に対する姿勢(情熱・使命感・目的意識)によって決まるのではないか、という仮説が導き出されたようです。次回も引き続きこの課題を考えることを約束し、研修会は終了しました。「自分は一流社員だろうか…」次回研修までの間、それぞれが心に問いを持ちながら仕事に臨まれると思います。

実践!CH研究塾

『新規職員・人財化研修』参加者の声

  • ●"できるかできないか"ではなく、"やるかやらないか!"、覚悟を持って本気で仕事に向き合い、挑戦していくことが大事であると実感できた。自分の仕事に誇りを持ち、仲間と助け合い、笑顔・本気で仕事に取組み、お客様や仲間と信頼し合える最高の職場を創りたい。 <医療業>
  • ●漠然と「どうしたら一流社員になれるか?」と考えるのではなく、「一流社員の行動や考え方、口癖は何だろう?」と具体的に考えてみると、将来の理想像をより明確に描くことができた。また理想と現実のギャップも明確に課題として見えてきたので、今できることから取り組み理想に近づいていきます。  <製造業>