高知県経営品質通信

高知県経営品質協議会(KQN)の活動報告

西精工株式会社にて優秀事例ベンチマーキング開催決定

 特別講師として2011年の日本経営品質賞を受賞した川越胃腸病院(埼玉)より、院長の望月智行氏をお招き致しました。KQN会員企業を中心に会員以外の企業・病院の皆さまや大学生など多くの方々にご来場を頂き、定員の300名を超える大盛況のセミナーとなりました。
 第一部の講演会の後は、第二部としてKQN会員のみに限定した総括セミナーを開催。この一年間、KQN学習会でご一緒した新規職員から経営者までの皆さんと、望月先生、KQN講師陣を囲んだクロストークを行い今年度の振り返りと総仕上げの時間となりました。

【川越胃腸病院とは】
 設立以来、医療は「究極のサービス業」と考え、高い技術と温かいサービスが融合した医療を追求。現在では外来に年間延べ約8万人の患者様が来院し、胃・大腸癌の手術実績や内視鏡検査数は日本有数の実績を誇る。「医療の質」と「経営の質」がバランスよく整う部門の壁を越えた全員一致の組織づくりを経営の大きな目標に掲げ、高い職員満足が高い医療効果とサービス成果を生み、患者様の満足と社会貢献につながる「人満足の好循環スパイラルを回す」経営を推進している。
 「良い医療は良い人財から」の考えのもと、いかなる経営課題にも優先して人財の育成、集う職員の幸せの追求に力を入れてきた。この職員満足から患者様満足を向上するという経営から、経営品質の基本理念の具現化や組織開発に対する気付きを多く得ることができ、医療機関のみならず様々な業種、業界から注目を集めている。

  •  共通する想いが数多くあり、非常に共感した内容でした。私が勤める学校も医療機関と同じであり、CS(顧客満足)・ES(従業員満足)が今問われているということ。しかし、それに気づいている教員や職員は非常に少ないのが現実です。望月院長のような理念や考えを学校の中にも持たなくてはならない。また冒頭の大原講師の話にも あったように、学校でもこれから社会で求められる「自ら考えて行動し善きことを実践できる」人財を育成しなければならない時代に入っている。企業側だけの努力ではなく学校側も学習を重ね高知県全体を巻き込んだ学びの場を創造する必要性を強く感じました。[教員]
  •  私は美容室で働いていますが、通じることが多いと感じました。カットなどの技術もただ正確に行えばよいというものではなく、お客様を一番素敵にできるように日々の練習を重ねなくてはいけないと思っています。印象に残ったお話しはたくさんありますが、何よりも望月先生の人柄が信頼と安心につながり、人を惹きつけ動かしているのだと感じました。「すべては愛」。なかなか実践は難しいですが、壁にぶつかった時には、周囲の人への愛を一番に優先させたいと思います。[美容師]
  •  スタッフ皆が、幸せで楽しく仕事ができることの素晴らしさを改めて感じました。「常に全員で患者様の心に残る仕事をする」という言葉が印象に残りました。明日から、いや今日から相手の心に残る仕事をしていきます。今までは自分だけができていれば良いと思うことも少なくなかったのですが、周りのスタッフを愛し、全員で楽しく仕事ができるより良い組織にするように取り組んでいきます。川越胃腸病院に負けない職場を![サービス業]
  •  望月院長の職員に対する愛情、真摯さを感じました。一朝一夕ではなかったというのは容易に想像できますが、「語り」「信じ」「行動」し続けることの難しさは想像を絶するものがあると思います。家族、スタッフ、会社、社会、それぞれに私にとって大切な存在です。心から向き合い「覚悟」と「愛」とは何なのか自分自身に語りかけながら、日々過ごしたいと感じました。[サービス業]
  •  あっという間の90分の講演でした。「関わる全ての人を幸せにする」という理念はどこの会社でもあると思いますが、愚直にそのための行動実践を行い続けた結果が今の川越胃腸病院の姿だと思いました。会社の中身を良くし、地域からも必要とされる会社となるように頑張りたいと思います。最近、社員満足度調査を自社で実施しましたが、まだまだ課題が山積しています。いい会社を創ります。[経営者]