平成23年の未来工業(岐阜)への視察に続き、平成24年度は27名(14社)の参加者と共に、西精工(徳島)へのベンチマーキングツアーに行って参りました。 「同じ四国にこんなに素晴らしい経営を実践している企業があったのか」と、驚きと感動の声が飛び交う視察現場。第3回「日本でいちばん大切にしたい会社」中小企業庁長官賞を受賞した同社の「社長のリーダーシップ」「社員のモチベーションの高さ」「地域社会への貢献」など、その根底に流れる経営哲学を学ぶ機会となりました。
■ 西精工とは ■ 製造業の中でも西精工が手掛けるファインパーツ製造はローテク分野。日本中の同業他社は工場を海外に移し、人件費をはじめとする経費をできるだけ抑えて安価な製品を作ることに懸命になっています。しかし同社は創業から現在に至るまで、一貫して地元徳島での生産にこだわり続けてきました。「地域の雇用を守る」「社員や地域の人を幸せにする」という創業者の想いが全社員の「志」として受け継がれているのです。単に価格や効率のみを追求するのではなく、「地域社会や社員の幸せを1番大切にする」という経営哲学を貫きながら業績を伸ばし続けている企業です。