高知県経営品質通信

KQN NEWS
第10号
平成29年度のテーマ
無敵の経営

平成29年度開講 学習会のご案内

 無敵の経営を目指す

日々、加速度を増す第4次産業革命。この大いなる社会変容の中で、10年後には現在の職業の半分近くがなくなると言われています。社員同士が理想を分かち合って強く連携し、問題の本質と向き合い、創意工夫し、お客様への価値創出に努める。そうした、顧客から求められ、他社の手本となり、地域になくてはならないと尊敬される「無敵の経営」を目指す学習会を企画しました。人財育成は、先延ばしにするほどに経営の機会損失が大きくなるものです。日々お忙しいことと存じますが、添付の各種学習会のご案内にお目通しいただき、学び合いの場にご一緒いただけますことを願っております。


KQNは「研修会」ではなく「学習会」を企画・提供しています。

一般的に提供されている人材育成プログラムの多くは、役職や職種などで分類した対象者に応じた、知識や技能などの専門力を習得させる「研修」スタイルとなっています。業務遂行に求められるスキルや資格を短期に獲得できることから、様々な研修会が企画・提供されています。
一方、KQNは研修会とは趣旨の異なる「学習会」を企画し、ご提供することに努めて参りました。KQN学習会は、有意義な人生を送るために、同僚やお客様と接する中でいかなる価値創造をしていくのか…といった、本質的な「考え方」の整理をお手伝いします。


学習会に参画することで得られるもの

KQN学習会にご参画いただき、共に目指していくところは「高い影響力」の獲得です。人間として生き、暮らし、働いていく中で、関わり合う家族や同僚、お客様、地域社会に貢献する力とも言い換えることができるでしょう。影響力とは、専門力と人間力の複合によって構成される力であり、リーダーシップの本質です。ぜひKQN学習会の場にご参集いただき、影響力を磨き合う機会としていただければ幸いです。


人間力とは

人間には、ビジョンを描きその実現のための構想を組み立て、実行することによって環境に支配されることなく未来を創り上げていく力が備わっています。それには、未来志向の想像力・創造力ばかりではなく、他者と共鳴する思いやりと忍耐力、協働するための調和力や対話力、諦めない心の強靭さ、向上心など、人間独自の力が求められます。KQN学習会では、そうした力の総体を「人間力」(人間性知能)として位置づけ、鍛錬することで強化していくことのできる能力として、開発のための学びを深めていきます。


本氣の社長塾

【対象】経営者・経営幹部の方
全国から注目を集める経営者の方々を招き、その経営信条や試行錯誤の歴史、現場づくりの秘訣などのお話を伺います。実践経営から学ぶ貴重な機会です。



KQN学習会の様子

学習会は受講者を6 名程度のグループに分け、受講者同士が対話をすることで学びを深め合う形式で実施します。

KQN学習会の様子 KQN学習会の様子
KQN学習会の様子 KQN学習会の様子 KQN学習会の様子

新規職員人財化セミナー

参加者の声

■ 学習会に参画する前はまだ入社して数ヶ月で、仕事に対する考え方などは特になく、仕事を覚えることと職場環境に慣れることに精一杯で、お金を稼ぐために仕事をするという意識があった。学習会を終えた今は、仕事に対する思いや考え方が変わったと思う。生活のために働くのではなく、仕事をする中で自分を成長させたい、そして人の役に立ちたいと思うようになった。現状に満足せず、より良い仕事ができるよう日々工夫・改善して自分のできることを増やしていき、周りから頼りにしてもらえる社員になれるよう頑張っていきたい。
福祉業/20代女性


■ これまで「仕事を通じて将来的にこうなりたい」という思いはあったが、日々の仕事に目が向きがちで、とにかく失敗しないように上手くこなすことしか考えていなかった。しかしこの学習会を通して、「なぜこの仕事をするのか」と自分なりに考えるようになった。また、「目の前の相手がどうすれば喜んでくれるか」を考えて行動を選択する考え方が身についた。来年は新入社員が入社し、自分が先輩になる。後輩が経験し悩むことは、自分が新入社員時代に味わったものと同じだと思うので、よく話を聞きフォローしてあげたいと思う。
サービス業/20代男性


■ 社会人になると想像以上に不安や悩みが多く、自分一人では抱えきれなくなりそうな時もあった。でも学習会で自分と同じ立場の新入社員の人たちと意見交換をする中で、同じ悩みを持つ人と共感し合ったり、すでに解決策を見つけた人の話を聞いたりして、自分の悩みを客観的に考えることができた。また、「私だけじゃない、頑張ろう」と思えて、とても心強く感じた。一人では解決が難しいことでも、人との出会いやつながりによって突破口が見つかることもあると学んだので、職場の人たちとのつながりもより深めていき、互いに支え合い認め合えるような信頼関係を築いていこうと思う。
通信業/20代女性


■ 「仕事は言われたことをするもの」という思いで今まで働いてきたが、学習会に参画していくうちに、一つひとつの仕事に意味を見つけられるようになった。自分で段取りを考えて優先順位をつけることができたり、こういう理由があるからこの手順は大切なんだと理解できるようになってきた。後輩が入社したら、「あの先輩のようになりたい」と目標にされるような働き方ができるよう、仕事に前向きに取り組み努力を怠らず、自ら考えて行動する習慣を身につけるのが今後の私の課題だと認識している。できることから始めて、継続していきたい。
製造業/20代男性

現場力強化セミナー

参加者の声

■ 「相手が変わるのを待つのではなく、まず自分が変わる」。この言葉が学習会で出たとき、私も一度職場で言われた経験があることを思い出した。そのときはあまり納得できなかったが、学習会で学ぶうちにその意味がわかってきた。相手の変化を待っているときは、相手に原因があると考えて愚痴ばかりで、自分の言動を省みようともしなかった。でも意識を変えると、相手をよく観察し良い点を見つけるようになり、自分の伝え方・関わり方を見直すこともできた。まずは自分が変わることを日々意識して、良い人間関係づくりに取り組んでいきたい。
飲食業/40代女性


■ これから現場を引っ張っていく立場として、指導の仕方や言葉の言い回し・言葉をかけるタイミングが大切になると思う。良いことを褒め、そうでないことを注意するだけではなく、普段から相手が前向きになれるような声かけをしたり、ミスをした場合は「次はどうすれば良いか」を後輩自身に考えてもらう、または一緒に考えるような指導の仕方ができれば良いと思った。後輩の人間性をよく理解し認めた上で真剣に関わり、心に寄り添ったアドバイスができるような、周りの士気を上げられるリーダーを目指したいと思う。
IT業/30代男性

上司力強化実践学習会

参加者の声

■ これまでは何事も効率が優先で、いかに無駄を省くかばかり考えてきた。しかしこの学習会で学んで、効率化を追求するだけでは人は育たず、組織も良くならないことに気づいた。部下にミスなく仕事をやってもらうために、細かに指導するのは即効性がある一方で、部下が自ら考え行動する機会を奪ってしまう。長い目でみれば、少し時間はかかっても部下自身に考えて仕事をやってもらった方が組織にとっても、部下本人にとっても良いということがわかった。
サービス業/40代男性


■ 今回の学習会に参画する前後で、部下と接する際の行動や考え方に大きく変化があった。以前は指導的立場にあることを過度に意識し、明確な信念も持たずにあれこれ部下に口出しをしていた。会社をより発展させたいという強い思いはあるものの、それが先走り「何でも自分がやらなくては!」と空回りしていたと思う。しかし、当然ながら一人にできることには限りがあり、同じ目的を共有した仲間の存在が必要不可欠。そんな人材を今以上に増やし、育成する必要があると考えるようになった。そのために、自社の社員としてあるべき姿を明確にし、若手社員に共感してもらうことから始める必要があると思う。
小売業/50代女性